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2007年12月12日 (水)

ホノルルマラソン完走記

Aloha-! あっという間に12月9日が来て、マラソン本番の日を迎えました。この日も数々のドラマが展開される中、例外なしでこの私にもドラマが・・・!さぁ、今年のマラソンどんなだったか振り返ってみよう。

スタート地点
2007年12月9日(日) 午前5時。第35回ホノルルマラソンのスタートです!本当は元気良く・・・の筈が、いきなり土砂降りの洗礼を受ける事になりました。スタート前に皆トイレに行きますよね?カッパが邪魔で脱いだ途端凄い雨・・・。おいおい、スタート前からびしょ濡れだよぉ。

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スタート直後
雨の中のスタートとなった今年のレース。私はアキレス腱の調子が悪く、最初から歩くつもりでいました。(上の写真の前中央の女性と)なので、ストレッチもあまりせずシューズの紐もいつものようにきつく結びませんでした。それがスタートする為に並んだ時彼女が言ったのです“ねぇ、最初から歩くと皆の邪魔になるから、ダウンタウン辺りまでは軽くジョグしましょう!”と・・・えぇぇぇ、ジョグするのぉ?身体の準備あんまり出来てないと思うけど。でもそうですね、考えたらそれは納得。なので群衆の中でちょっとアキレス腱伸ばししちゃったりして準備。そして雨の中花火の爆音と共にスタートして行きました。ジョン君、行ってきま~す!


ダウンタウン~アラモアナ
やられましたよ、これが・・・。スタート時に小降りになった雨が突然戻って来ました。ダウンタウンを抜けてカピオラニ・ブルバードに入るや否やザンザン降りです。一緒に走る彼女のは先週から風邪を引き、まだ咳き込んでいる状態での参加。こりゃまずいということで、しばしホノルルアドバタイザー新聞社屋で雨宿り。少し小降りになったのでカッパを羽織ってスタート。しかし道のそこここに水溜りが出来、それを回避して入間に誰かの飛ばした水をかぶり・・・もうシューズがグチョグチョです。それでもすでに沿道には応援の人々がいて、雨の中声をかけてくれます。こういうの一番力になるんですよね!そして何とかアラモアナまで戻って来ました。この時点で・・・私達まだ走ってます。


ワイキキ~カピオラニ・パーク
雨が小降りになって、調子も悪くない為そのまま走り続けている私達。姉貴分の女性が“もう少し走ってみよう”と言うので、その言葉に誘導されるように走ります。しかし・・・この言葉でエンジンかかっちゃったとは、後になって分かったしだい。“走る”って素晴らしい!と思いつつ、歩くつもりだったのにまだ走れる喜びに浸っている私でした。そしてワイキキを通過しながら、いつもより応援の人が少な目かな~なんて思っていたしだい。去年はここで流れ星を見たんだっけ・・・なんて少し余裕かましてるのでありました。そうこうしているうちに、カピオラニ・パークが見えてきました。今度戻る時はフィニッシャーで戻って来るぞ!と心に念じ、走り続けます。見慣れた風景が見えてくると何だかホッとしますね。そう、ここは毎週末私達が練習しに集まるところなんです。姉貴分に“さて、いよいよここからがスタートねっ!”なんて言われ、そうねこれまでの10Kmはウォームアップと考えたら気が楽かも。そして第一回目のトイレ休憩をし、いよいよあの長い上り坂へと進むのでした。


ダイヤモンドヘット・ロード~18thアベニュー
その長い坂とは・・・ダイヤモンドヘッド・ロード。約1Kmに渡ってゆるい坂がダラダラと続きます。しかも道幅が狭くなるのでとても走りにくい場所。人を掻き分けながら自分と同じくらいのペースの人の後ろについて走ります。既に反対車線には自転車での参加者がゴールへ向かう姿も見えています。拍手で応援しながら、自分は坂をひたすら登り続けます。・・・と、気が付くと後ろにいる筈の姉貴分がいないぃぃ。この雑踏の中置いて来てしまったか?でも、一旦走り始めたら自分のペースを乱すわけにはいきません。そのまま進みます。坂を登り切るとウォーターステーションがあるので、お水を貰って口に含みます。そしてまたゆるい坂を登ると、18thアベニューに到達。ここから下り坂なので少し楽をしながら、姉貴分に電話。“どこにいるのぉ?”“貴女、ペース早すぎよぉ”と。かくして姉貴分は他の仲間に遭遇し、今その人と走っているとのコト。でも段々苦しくなってきているので、私に追いつく事はできないので先に行きなさいと指示。でも私のペースは怪我人にしては早すぎるので、くれぐれも注意して行くようにアドバイス。そのうちジョンが待つ18thアベニューの終点へ近づきました。あともうチョットでジョンと会えるぞぉ~!と自分を励まして進みました。時間を気にしていなかったけれど、気が付けばここまで約2時間。あれ・・・何だかペース順調かも???
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カラニアナオレ・ハイウェイ~ハワイカイ
さてさて、ジョンやマラソン仲間に励まされ次なるコースへ進みます。それは・・・果てしなく続くアスファルト、カラニアナオレ・ハイウェイ。ず~っとひたすらハワイカイの折り返しまで走り続けなければなりません。海も見えないコースで、とにかく自分との戦いです。対向車線にはもうハワイカイから折り返してきたランナー達が見えます。あぁ、私達はまだ向かうところだと言うのに・・・。でも、ハワイカイまでの道のりも私には苦ではありませんでした。何故なら、友人が丁度ハワイカイのコース沿いに住んでいるので、おにぎりを用意して待っていてくれるということだったからです。とにかく、おにぎり目指して一直線にハワイカイを目指しました(笑)このカラニアナオレ・ハイウェイでは既に足に何かしら支障をきたした人達が、立ち止まってストレッチをしたり、スプレーのシップをかけたり、段々とその人数も増えていきました。私のそろそろどこかに痛みが出るかな?と思っていたのですが、どうしてどうして!今年は無傷でカラニアナオレ・ハイウェイを制覇です。途中半分の13マイルの表示を確認し、長い長いハイウェイを抜け、目前には目印になるノッポのコンドミニアムが見えてきました。さぁ、ついにハワイカイへ突入だぁ。友人に電話をかけます。この時、まだ8時半だなんて思いも寄りませんでした。予定よりも随分早く到着してしまった私。実はおにぎりが間に合わなかったのです・・・これも嬉しい誤算。とりあえず、友人の声援はしっかりと受け止めて元気に手を振りながらハワイカイループを進む私でした。

再びカラニアナオレ・ハイウェイ~カハラ・アベニュー
友人の顔を見たことでホッとした私。パワーをしっかり頂いて、更に歩を進めます。カラニアナオレ・ハイウェイの来た道を戻るRUNは“よし、もう復路だ!”という気持ちと“え~、まだ半分あるの?”という気持ちが入り組んで複雑。くじけそうになったり、励ましたり・・・自分との駆け引きです。例年はこの復路で様々なトラブルに遭遇してきた私。足が攣ったり、古傷のアキレス腱が痛んだり・・・とにかく一旦止まってストレッチをしたり、様子を見なければ再び走り出す事はおろか歩く事もままならない状態になっていたのでした。そんな去年までの自分を振り返りながら、ことしはまだ足が動いているという奇跡にも近い状態に一人感動しながら走り続けます。(だって・・・10月中旬に松葉杖ついてたんですもの。そりゃ自分でも驚きますよぉ~!)もう道のそこここにはトラブルで前に進めなくなったランナー達が・・・こっちも見るのが辛いくらいです。そんなランナー達を横目に、とにかくこうなったら進めるところまで進もう!と心に誓った私。・・・と、そんな時に前方にナント綺麗なRainbowがお目見えしたではないですか。あぁ、祝福されてる!!と、またここでもパワーを頂いて21マイル地点で待つ別の友人目指して進みます。しかし、この頃から右の足の裏が攣り気味&左の足は痺れて、チョッピリ怪しくなってきました。しかもここで“スポーツ喘息”が発症。苦しくて息が吸えないのです。吸っても吸っても肺まで息が届かない感じで、酸素欠乏~!苦しいよぉ。そんな時に思ったのは、高橋Qちゃんのこと。彼女はオリンピック前に徳之島で合宿をした時に風邪を引いて、前日から何も食べられなかった状態でメディアに練習を披露しなくてはいけなかったんですね。もう駄目だと思っていたのに、監督は走らせた。そうしたらメディアには“調整順調”と書かれる程、順調な走りが出来た。・・・人間の気力とは凄いものだと思いました。だから私もこんなことで負けてはいけないんだ!って思ったのでした。でもやっと20マイル地点に来たので、友人に電話。“あと1マイルで着くからね~”と言ってからが、長いのなんのって・・・。でも止まるわけにはいきません。やっとのことで友人を見つけ、candyを頂き、短い会話を交わしてGO!待っていてくれて本当に有難うね。さてさて、あと少しでジョンが待っている22マイルポイントです。でもその前にお約束の“坂道”が。でもここを登る時“ほら、いつもの坂だよ。上り坂で勝負!”と自分に言い聞かせ、何人か抜いてみました。気持ちが良くなったところで、あの角を曲がったらジョンがいる~。はいっ、ちゃんと待っていてくれました。プレッツェルを片手に“Maileちゃ~ん!”と一声。パクパク食べながらエネジードリンクを飲み、ちょっとした会話の後速攻でレースへ復帰。“じゃ、ゴールで待ってるからね~”ありがと、ジョン君。貴方が私の一番のサポーターだよっ!!さ、ここからまた長いカハラ・アベニューが待ち受けています。気合入れて行こうっ。


カハラ・アベニュー~ダイヤモンドヘッド・ロード
ジョン君とお別れしてまた一人走り始めた私は、遂にカハラ・アベニューへ突入!ここは最初の年は足が攣りながら歩き、2年目はアキレスがどうにもこうにもで歩き、そして去年はジョン君と歩いた場所。ってことは、まだちゃんと走ってない・・・?!というわけで、今年はまだ走れている私。こうなりゃ止まるわけにはいきません。この長い住宅街も自分に渇を入れながら走ります。住民の皆さんがクッキーやお水、そしてクリスマスミュージックをかけてくれて応援してくれます。住所の番地が変わるのを確認しながら、あと少しでダイヤモンドヘッドの三角公園だな?と。足取りが厳しくなってきましたが、まだ動きます。三角公園直前にある坂も何とか気力でやっつけて、いよいよダイヤモンドヘッド・ロードへ。ここもまた登り坂・・・何という過酷なコースなんでしょうか。(毎年思ってる!)でも“あと少し”というボランティアの声に押されて、走り続けます。坂も半分登ったところで日本人のオジさんが応援してくれていて“走ればまだ5時間半切れるぞ~!”って。えっ、マジで?その言葉にエンジンが再びかかって、ちょっとだけターボも・・・そんな事夢にも思わなかったけど、でも出来るモンならやりたいわ!40Kmの表示が見えてきた時、まだ20分くらいあることに気付く。よし、行くだけ行ってみよう!・・・と、その時いきなりあの土砂降りが復活。慌ててカッパを羽織ながらも足はまだ動き続けます。何だかさっきの下りからペース上がってるみたい。安心して1Kmを10分ペースで進めばいいんだから・・・と思いつつ、でももし最後で足が攣ってしまったら?なんて心配したりして、色んな思いが一気に頭をかすめます。


カピオラニ・パーク ~ゴール~
それでもカピオラニ・パークが目前に迫ってきた時は、よしっ!と気持ちが引き締まりました。左手に折れると、最後のウォーターステーションです。ドリンクを貰わずそのまま駆け抜けます。でもまだペースは上がりません。スポーツ喘息の状態でダッシュは辛いです。とりあえず、息が上がらないようキープしつつゴールを目指します。ジョンにも電話して、私が間もなくゴールする事を伝えます。とにかくゴールの横断幕が目に入った時には無我夢中でそれを目指して走っていました。突然、私の左から“Hey!”という声。えっ、誰よ?と振り向くとジョン君。とにかく何かゴール前に1枚写真を撮ってくれたみたいですが・・・そんなこんなでゴール20m前から猛ダッシュで数人ごぼう抜き。タイムが5時間半を切っているのが見えていたので、とにかくそれをキープしたかった。そしてゴ~ルッ!!!記録は5時間25分47秒。平凡な記録と言えばそれまでですが、数々の壁を乗り越えての自己ベストです。アキレス腱負傷&腰負傷(これは今年6月にやってました)・土砂降りの雨・スポーツ喘息&長距離に向かない身体の構造などなど。それに今年は歩くつもりだったので色んな荷物を持っていたんですよぉ(笑)カメラに携帯、そしてスナックにジェルに痛み止め・・・笑っちゃいます。それなのに自己ベストってどういうことでしょう?これも無欲の勝利ってところでしょうか・・・。


Mahalo!
人一倍の達成感を胸に、フィニッシャーズエリアから出た私。そしてジョン君との再会。“よく、頑張ったねっ!”とお褒めの言葉を頂き、何かまだ走れそう・・・と余裕の私。一体全体どうしちゃったのかしら?と思うくらい、最後まで皆さんのパワーに守られたレースだったと思います。日本から激励してくれた家族や友人、そしてこちらローカルのマラソン仲間や友人達、皆に感謝します。そして何より雨の中自転車で各ポイントを回って励まし続けてくれた、我が夫ジョンに最大限の感謝を送ります。今年でもう走りから歩きに切り替えないと駄目かな・・・と思っていたので、今回のレースは本当にメモリアルになりました。そうそう、レース前に伺ったファイテンのブースでテーピングしてくれた店員さんにも感謝です。お陰でアキレスが1度も痛むことなくフィニッシュできました。それからボランティアの皆さんにも感謝!雨の中さぞ大変だったと思います。小さなお子さんも一生懸命お水を手渡ししてくれて、感動しちゃいました。皆で1つになって走ったホノルルマラソン・・・やっぱり来年も止められそうにありません。身体が続く限り、参加し続けていきたいと思います。本当に有難う。素晴らしい記念になる大会でした。Mahalo!

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黄色いシッポが私です

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やったぁ~!喜び爆発ぅ

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フルを一緒に戦った戦友ですっ!

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コメント

由美子さん
皆さんの応援のお陰で、ここまでやれたと
思っています。本当にパワーを感じられた
んですよ~。また来年も頑張りますので、
応援宜しくお願いしますねっ。
Mahalo!

投稿: Maile | 2007年12月13日 (木) 08時48分

マイリィさん

努力も気力も体力も、ここまでくると おそれ入りましたぁ という感じです
ほんと、ドラマです
おめでとうございます!!

投稿: 由美子 | 2007年12月13日 (木) 02時35分

kuhioさん
お誉めの言葉を有難うございます。
そうですね、自分の身体を誉めてあげたいと思います。
もう駄目だろうって開き直って挑んだのが
逆に良かったのかも知れません。

普段早い仲間達もかなり苦労していた
今回のレースですが、多分私が一番
楽しませてもらったかも知れません。
そういう意味でも感謝しています。
勿論、うちの旦那様にも大感謝です。

チョット休んでいると、もう2008年分の
レース申し込みが始まります。
勿論、申し込むつもり!(懲りない)
だってこんないいレース、なかなか連続
して出場できないもの。Mahalo!

投稿: Maile | 2007年12月12日 (水) 23時01分

Junちゃん
何だか今回は本当にラッキーの連続で
私もまさかこんな結果が出るとは思いも
よりませんでした。でも嬉しい誤算よ!

人間成せば成るんだな・・・って思ったよ。
Junちゃんも2月の東京マラソンに出れる
ことを感謝しながら、練習に励んでね。
ハワイから応援してます。Mahalo!

投稿: Maile | 2007年12月12日 (水) 22時57分

マイリィ さん


 完走、記録更新 おめでとう。
 そして、お疲れ様でした。
 
 走っている場所を想像しながら、拝見させてもらいました。
 ここまで、走れるとは思っていませんでした。(ゴメンネ!)
 いろんな人の応援があったと思いますが、ここまでやれたのは
 マイリィ さんのしっかりした自己管理の賜物と思います。
 
 私が言うのも変ですが「自分を褒めてやって下さい」。そして
 よき理解者であり、最大の協力者であるジョンさんに
 感謝ですね!(*^_^*)
 
 普段の体調にもどるまでは時間がかかると思いますが、無理を
 しないで下さい。
 
 他のブログへのコメト、ご無沙汰していますが、遅くなりますが
 遊びに行きますので宜しく! 
 
 マハ~ロ ♪

投稿: クヒオさんです | 2007年12月12日 (水) 18時53分

マイリィさん~ほんと完走おめでとうございます(*^O^*)読んでいて自分が走ったときのこと思い出しながら読ませてもらったよ。悪天候、そしてアキレス腱などの心配を抱えながら、よく頑張ったよ!ほんとすごい!!私もマイリィさんについていけるように、トレーニング頑張らないと!(・。・)b
それにしてもシューズについてる紙切れが、チップ!?
ほんとなんか、残念なことになってるね~(。_。)

投稿: Jun | 2007年12月12日 (水) 18時38分

Yoshi
早速カキコ有難う。
そうだね~、何かまたドラマだったね~。
でも私の人生自体ドラマ仕立てなんで!
早くYoshiがハワイに戻って、お互いの
ドラマ人生の比べっこしようぜぃ。
Mahalo!

投稿: Maile | 2007年12月12日 (水) 17時09分

MAILEねえちゃん!完走そして自己更新記録おめでとう!
アキレス腱を心配してたけど無事でよかったぁ!!\(~o~)/ブログよんで感動したよう(*^_^*)すごいね=マラソンって♪

喘息なんかでたらあたしならあきらめちゃいそうだけどドラマだね~!!

ほんとにおめでとう♪これであとは素敵な結婚記念日をまつばかりやね(^_-)-☆

投稿: YOSHI | 2007年12月12日 (水) 15時20分

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