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2008年12月21日 (日)

ホノルルマラソン2008☆その2

Aloha!お待たせしました。マラソン紀行その1についで今回は“その2”をお届けしますねpaper

☆カラニアナオレ・ハイウェイ復路☆
さて、ハワイカイを1周してまたまた長~い道のりのカラニアナオレ・ハイウェイに戻って来ました。ここからは復路なので気持ちが少しだけ楽に。道路の反対側にはこれからハワイカイへと向かう沢山のランナーrun頑張れ!・・・って人のこと応援している余裕はないけれど、これからあのループへと吸い込まれて行く人達を見ていると無条件に応援したくなっちゃうんですよね。

☆1517マイルポイント辺り☆
さて、自分の
RUNと言えば・・・人のことを応援している場合ではなくなってきていますsweat02雨の後お天気が回復してくると自然に湿気が多くなります。そこで問題なのが“足が攣りやすくなる”ということです。これは練習の時も数多く体験しているので、レースの日には頼むから蒸し暑くならないように願うばかり。しかし、時間が経つにつれてドンドン気温が上がりだしました。まずい・・・と思いきや16マイルを過ぎた辺りから足がズ~ンと重たく痛みが増してきました。頼むから攣らないで!という願いも空しく、ついに17マイル手前でふくらはぎが。そしてその後すぐにナント足首の前方が攣ってしまったのです。もう痛くて痛くて立っているのも辛いcryingでも前に進まないと・・・。その気持ちだけで身体を動かします。

☆トラブル・トラブル☆
それでも身体の
SOSを無視するわけにはいかず、ついに立ち止まってストレッチを始めました。しかし、左膝はテーピングでグルグル巻きになっているので屈伸さえ出来ません。出来るのはアキレス腱伸ばしくらいです。でもそんなもんじゃ攣った足は元に戻ってくれません。次第に焦りが・・・でもどうすることも出来ず悔しさがにじみますannoy“落ち着いて、大丈夫だから・・・”ともう一人の自分が語りかけてくれますが、5時間前半でゴールしたいという気持ちが先走りまともに頭が回らなくなってきました。それでも少し症状が治まったので恐る恐る歩き出し、少ししてジョグを再開します。ガンバレ~!という沿道の声援をパワーに一歩一歩進みますが、ここへ来て新たな問題が。それは・・・“スポーツ喘息”長距離を走る時にビタミンCが不足すると出るんですが、とにかく息が吸い込めない。窒息しそうな感覚になってしまい、とっても苦しいんです。ヒーヒー言いながらも足を止めるのだけはイヤっ!と頑張りますが、どうにもこうにも呼吸が出来ずまたしても休憩を余儀なくされてしまいました。泣く泣く沿道へ避けて呼吸を整えようとしますが、思うように息が吸い込めません。酸素が足りないよぉ~!と半泣き状態でも誰も助けられませんから、とにかく呼吸が戻るのを待ってそしてまたゆっくりと出発です。

☆30Km付近☆
それでも30Km
のタイムは4時間2分clockあと12Kmを1時間チョットで走れば去年の記録を破ることは可能です。どうしても破りたい壁・・・でも今の状況ではどこでリタイヤしてもおかしくない。どうすりゃいいのよぉ~!と酸素が足りない脳みそで考えますが、答えなんかでないですよね。その間にも1mmでも前へ!と足は動かし続けます。前へ進まなければゴールには辿り着けないのだから!と自分を叱咤激励しながら、そして22マイルポイントにいるジョンの顔だけを思い浮かべて・・・。

☆20マイルポイント辺り☆
やっとのことであと
2マイルでジョンが待っているポイントだ!と思いきや、ここからがなかなか前に進めません。左足は相変わらず攣ったり治まったりの繰り返しです。給水ポイントでは必ず沢山の水分を補給しているにも関わらず、状況は一向に良くなりません。焦り、苛立ち、疲労も出始めています。たまりかねてジョンに電話しますmobilephone“あのね、今20マイル辺りなんだけどもう少しかかるからね。でも待っててね。”電話で私の苛立ちが伝わったのでしょう。ジョンはとにかく“待ってるからね。頑張って!”と優しく励ましてくれます。そんな声を聞いて少しだけ気が楽になり、また頑張って22マイルポイントを目指します。やっとのことで21マイル。でもあと1
マイルだと言うのに、なかなか目指すものが見えて来ない。あぁぁぁぁぁ、悔しいよぉ!歩幅が狭い。もっと足を前に出さないと。右の股関節も痛み出しました。もともとこの股関節は内側にブロックしてしまい機動性が少ないので、診てもらうドクター全員に“長距離に向かない身体”と言われ続けてきました。イコール“マラソンを止めなさい”なんですが本人どうしてもやりたくて今まで続けて来てます。人には“クレイジー”と言われながらも、どうしても!という気持ちは消し去る事ができない私。痛みに顔をゆがめつつ、あともう少しと自分に激を飛ばしながら目指すポイント手前の坂道を早歩きで上りますfoot

☆22マイルポイント~ダイヤモンドヘッド☆
そしてついにジョンと仲間の待つ
22マイルポイントへ。そこでまた一悶着。お腹が空いてきてしまったので、ジョンに電話でスパムむすびriceballを買っておいてと言っていたのです。しかし、私が着いた時に差し出されたスパムむすびは暖める前のものでご飯粒が硬いものでした。おいおい・・・bomb私の苛立ちが増大するのを察した仲間がすかさず“このプレッツェル食べたら?”と。きっと怖い顔してたんだろうな・・・ごめんね、みんな。この頃最高に余裕がなかったです()そしてバナナとプレッツェルでお腹を満たしている間に足のマッサージも軽くしてもらい再出発。どうしてもゴールへ辿り着きたいという気持ちはこの頃もまだ変わりません。時間は・・・もう4時間半をとっくに過ぎています。あ~、これで去年の記録は更新できないな。じゃ、何を目標にすればいいの?そうだ、5時間台でゴールってのは?よし、出来るだけやってみよう!かくして目標を変更して出発することに・・・。この時何気なくジョンとした会話
M:“あれ、自転車で来たんじゃなかったの?”
J:“うん、ちょっと色々とあって車で・・・まぁそれはまた後で”
(この会話覚えてて下さい。あとでサイドストーリーとして紹介します)
*かろうじて今年の記念撮影camera
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☆カハラ・アベニュー☆
目標時間を変更し、何とか頑張ろうと最後の力を振り絞って出発した私。しかし足は相変わらずで、状況はドンドン厳しく怪しくなっていきます。またもや目標を変更しなくちゃかなと思ったその瞬間後ろから声がしました。“君さぁ、頼むからこのペースを守って行ってくれない?”見るとインド人らしきオジサンが。“丁度いいペースなんだよね。君の後ろを付いていくから頼むよ!”って。“でも私、怪我してるからいつリタイヤするか分からないですよ”と言ったのだけど“大丈夫。イケル、イケル!”って言われて、そうしたらついついその気になって“よしっ、このオジサンをどうしてもゴールに連れて行く!”って思ってしまったのです。それからはよれよれの私がある程度のペースを保ちながらオジサンのペーサーとなりカハラ・アベニューを進むことに。くじけそうになる度に“なんとかオジサンをゴールさせないと!”と思い直して歩を進めました。そんなこんなであたふたする中、日本のお友達が激励コールtelephoneしかし折角のコールにも私ったら“今6時間切れるかどうかの瀬戸際なの。ごめんね、また連絡を・・・”と伝えて会話終了。ホントごめんなさい、あの時は全く余裕がありませんでした。この後すぐにRUNに集中した私ですが、ダイヤモンドヘッドの上り坂upwardrightが見えてきたあたりでオジサンが言うんです。“いやぁ~、チョットもう着いていけそうにないから僕はここでスローダウンするよ。今まで有難う、君はこのままガンバッテ!”その言葉に押されながら、こちらこそ有難うとお礼を言いつつそのまま走り続けます。でもそのダイヤモンドヘッドへ差し掛かる辺りでまたしても足が攣って歩かざるを得ない状況に・・・。仕方なくジョグからウォークへ切り替えながらも足だけは止めずに前進。2つ目の上りをやっつけるとダイヤモンドヘッド・アベニューの頂上です。目の前には40Kmの目印。この時点でのタイムは5時間56watchあぁ・・・もう6時間は確実に切れないんだ。じゃ、どうするよ?と、そこで思い出しました。2年目の記録が確か6時間16分だったと。ならばそれを1分でもいいから破ろう!あと2Kmチョットを18分で行けば何とかなるってことか。1Km9分なら行けるかも・・・。そしてここでジョンからのコールmobilephone“どう、大丈夫?”またしても余裕のない私は“後もう少しだから待ってよ~!ダイヤモンドヘッド下ってるから。じゃ~ねっ!”と一方的に喋って切ってしまった・・・あぁ、なん傲慢な妻なんだpunchジョン君、ごめんなさい。こっちは半分死に掛けておりまして普通に会話できる状態じゃないんですよ~。そんな言い訳を心で呟きながら、ここからは下りだから少し勢いも付けられそうだから頑張るぞ!と。でも実は下り坂はそんなに楽じゃないんだよね~。勢いを抑えるくらいにしないと身体に負担がかかるんです。だから用心しながら、でも下りの反動を利用して走っていきます。やっと平坦な道まで下りてきて時計を見るとあと13分くらいあります。よし、焦らず行こう。このペースを保っていれば足もきっと攣らないだろうし。下半身全体、至る所に痛みが走りますがもうこなったら気力だけで勝負。とにかく足を止めないように!それだけです。そしていよいよ最後のストレートに入るカラカウア・アベニューの曲がり角が視野に入ってきたのでした。

☆カラカウア・アベニュー~フィニッシュ☆
カピオラニパークを目前に左折すると、最後の直線です。しかしまたここからが長い。行っても行ってもゴールが遥か彼方に見えて、なかなか近づいて来ないような感覚です。もう足は半分痺れていて、何がなんだか分からない状態。それでも角を曲がる時にジョン君コールmobilephone“最後の直線に入ったよ。もうチョットだから!”すると“ゴールに向かって左側にいるからね!”よし、左側ね。名前呼んでよぉ!そうじゃないときっと朦朧として分からないだろうから・・・なんて思いながらも、痛みに顔がゆがんでるのが分かり“笑顔!笑顔!走れて幸せぇぇぇ~happy01”と必死に笑ってゴールしようと試みます。長い長いストレートを必死に進みながらも時計が気になって仕方ない私watch見るとあと
6分残っています。よし、これならきっと目標達成できるぞっ!そう思うとゆっくりペースでは我慢できず自然とペースアップupしかしそうすると足が攣ります。気持ちは最後に10人くらいごぼう抜きしたいのに身体が全く付いてきません。悔しくて仕方ないけれど、何とか目標タイムを制する為にゴールへ向かって進みます。ジョンの姿も分からないままとにかく最後の数十メートルを力の限りダッシュdash電光掲示板の時計は6時間1303秒を指していました。ってことは1分チョット遅く出発したのだから、6時間12分台は確実だわっ。ヤッタ~、目標達成だぁ!・・・と喜びも一入、すぐに左足がガク~ンとなり慌てて近くのテーブルに寄りかかります。ボランティアの人達が駆け寄ってきて救護室へ行く?と聞いてくれるも、攣っただけだからチョット休んだら大丈夫!と丁重にお断りしてしばらく休憩。やっとのことでビッコ引きながら歩きだして貝のレイをかけてもらいます。ここで初めて今年のマラソンが終わった・・・という実感。その後記念撮影を経て、フィニッシャーズエリアを通り抜けジョン君と再会。
*右下黄色いカッパを腰につけてるのが私・・・*
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☆ゴール後☆
一応自分の目標を達成したのに、よくやったと言ってくれるジョン君に向かって放った第一声は・・・“くやしいぃぃぃぃ!”weepもうホント私ってアホですね。ドクター達からは歩いて参加するのも止められてた状況なのに、それでもこの記録だったのだからいい加減満足すればいいのにね。ジョン君にも“ゴールできたんだもの、いいじゃない”と諌められやっと冷静になりました。(どこまでもアツイ女です・・・私)こうして激闘の末、今年も無事にフィニッシャーズ
TシャツとメダルをGET
することが出来て本当に良かったscissors応援してくれたジョンを始めとする家族、仲間やお友達にも大感謝です。そして何よりあのインド人のオジサン。フッと現れてフッと消えていったオジサン。彼がいなかったらこの目標タイムは達成できなかったことでしょう。なんだかお地蔵さんのような・・・そんな不思議なオジサンとの出会いには最大の感謝ですshine
*やっぱり完走後の気分はサイコー!!!*
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☆正式タイムは6時間1213clock
最後足がもつれたけど、何とか転倒せずゴールできて良かった。この一瞬の為に全ての工程をこなして来たのだから・・・。来年のことはまだ考えられません。これからきちんとスポーツドクターにかかって、足をしっかりと治しますhospitalそして願わくばまた新たなドラマを作りに戻って来たいと思っています。
・・・私にとっては【世界一ハートウォーミングな国際マラソンheart02】そんなレースに参加できることを幸せに思います。2008年数あるドラマの中で特筆したいのは、今年の最終ランナーは15時間4分かかって夜の8時過ぎにゴールしたそうです。それまでボランティアメンバーはちゃんと待っていてくれたのです。そして90歳になる女性ランナーはゴールまであとわずか2Kmのところでリタイヤ。ドクターストップが掛かったとは言え、そこまで辿り着いただけでも尊敬します。だって90歳ですよ。私なんかまだまだヒヨっ子chickですよね。そんなサイドストーリーを聞くと、やっぱりやめられません・・・。だから来年もまたスタートラインに立てるよう、今オフはしっかり休養と治療に専念してきます。皆さんもしっかり身体を休めてね。長くなりましたが、最後までお付き合い下さって有難うございました。また来年まで・・・
Mahalowave
*ダイヤモンドヘッドと記念撮影よっ*
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コメント

waveえびちゃん

インド人のオジサンは絶対に神様が姿を変えて地上に降りて
きたって思ってます(笑)
でも本当にそんな感じだったのよ、あのタイミング・・・good

止められますか・・・って聞くかい(苦笑)
う~ん、やっぱりよっぽどのことがない限りはねぇ・・・無理っしょwink

このオフでどうなるか・・・とにかく今は治療に専念するよう
気持ちを切り替えますわ。いつも有難う。
Mahalo

投稿: Maile | 2008年12月22日 (月) 10時19分

大変良くがんばった de 賞 !

私だったら、とっくにリタイアしています (^^ゞ

インド人らしきおじさんは神様かも。
よーし、背中をちょいと押してあげようかね、っておでましになられたのではないでしょうか。

しかし、ドラマですね、6時間12分13秒は。
これで最後にできますか? ん? うふ♪

投稿: えび | 2008年12月22日 (月) 02時22分

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